UTMについて詳しくご紹介します

UTMの機能解説：アンチウィルス

ネットワークを監視しているファイアウォールは、UTMの母体となったものでUTMの代表的な機能の一つです。
ファイアウォールは防火壁などの意味を持つもの、ネットワーク環境下では悪意ある不正アクセスを防御する役割を持ちます。
ファイアウォールは、内部ネットワークおよび外部ネットワーク間のパケット情報を監視して不正なアクセスを防ぐ仕組みになります。
アンチウィルスとして働かせることができるのは、UTMの帯域管理です。
この機能は、必要となる通信を優先して不要な通信を制御するもの、ネットワーク管理に含まれるものではあるのですが、アンチウィルスなどのセキュリティと関連して幅広い管理を一元的に行うことも可能にします。
部門ごとに業務に必須なネットワーク通信について制限を設けずに通過させる、業務とは関係ない通信については制御を行うなど個別に制御ができるのもUTMの魅力の一つといえましょう。
このように制限を設けることで業務効率の向上に役立てることもできます。

UTM機能のアンチスパムを使用して迷惑メールを省く方法

一般的な企業だけでなく、中小企業でも今では事務作業はデジタル化の波が押し寄せています。
ペーパーレスを積極的に政府が押し進めているからであり、取引会社や社内広報も電子メールに切り替えたところが多いことでしょう。
この電子メールは大変便利なツールですが、いつも間にか業務とは関係のないセールスメール等が届くことがあります。
いわゆる迷惑メールの類となりますが、中にはスパムと呼ばれるウイルスを添付したもの存在します。
これはクリックをするとコンピューターにウイルスが組み込まれ、重要なデータが漏洩する恐れもあるほどです。
この危険を回避するのに役立つのがUTMのアンチスパム機能です。
事前にUTMのアンチスパム機能をオンにしておけば、コンピューターに届く電子メールをスキャンして、迷惑メールを自動で削除してくれます。
重要な内容のものが省かれた時は、設定で除外に指定すれば次回以降は必ず受信箱に振り分けられるようにもなります。